今日はまた、少し考える猶予があるようです。
身を持て余していると言えるのだけど、そんな時間も恐らくそう長くないので。



大切な人がいて
その人の事を思い慕い
日常の消える頃に
魂の彷徨は夜を醒まして
肌から銀色の燐光発する
ああ その人は確かに私の精霊なのだ

首筋や 細い腕が 白く透き通つている
私は何度も確かめるが 掴めば確かな命が鼓動している
柔らかだが脆くない 健全で優美な命だ

あらゆる記号的な言葉は その人の前では意味を成さない
血が通い 存在を飛び越えた象徴性 イメージ 寓意
故に 変化し続ける全体性 生命

そうでなくては、あの人の前に立てない

少なくとも 私はそうだ
己の命を恥じることになる

しかし改めて知る
学ぶ

この意識はまるで螺旋のよう
円のイメージ 繰り返されるはじまりとおわり



なによりイメージは常に存在を飛び越えていくものだ
その人は常に私を裏切り続ける
しかしそこには確かな信頼がある
私達は 裏切りとともにまた親睦を深める



少し よくわからない話になった
私は今時間をもらいすぎている
しかしそう長くはない
わかつているから もうしばらく考えてみる。