ミナモの雨音が
夜を歩いておりました

イクアテノナイヨウニ
宙宇を彷徨う塵のよう

表情硬く
雑踏に染み入るように

通り過ぎた人を忘れ
立ち止まる人も忘れ

影法師が揺らめくのを
ただただ眺めてるようで
思い出したように
時計に目をやります

まだはやい
しかしあの頃もこんな風に
誰かを
はたまたあなたを
待っていた

虚しく揺れる水面に
いっそどぼんと浸かろうか


こちらは冬の空になります
スケッチはまだ途中
今日も寒いです