2015-01-01から1年間の記事一覧

あなたはうみにひそむ影だつた轟くように おおきくなつていくあなたおもいではかなしいもので 夜を冷やしていくばかりわたしにとつてはこのまつくらで おおきなものがあたたかくて しかたがないんだなあのみこんだのは 鄙びた月光と 暗誦する詩の一節かけお…

今日はまた、少し考える猶予があるようです。身を持て余していると言えるのだけど、そんな時間も恐らくそう長くないので。大切な人がいてその人の事を思い慕い日常の消える頃に魂の彷徨は夜を醒まして肌から銀色の燐光発するああ その人は確かに私の精霊なの…

気づけば月日は経ち久しぶりに言葉を書きます。考えていることは、本当に些細なことかもしれない。でも、やはり私は、これから逃れられないのである。答えは様々なものにある。手に取るには、敬虔と信仰がなければならない。また、信じることから、知ること…

考えから少し遠のいて限りなく感覚に近くなっていくと絶対的なものに近づいている予感がする確信ではないけれどこの予感が、とても有意義であるいやもはやこの予感が絶対なのかもだけれど気だるい今の中から見据えているのは過去への幻想迷い込むような必然…

声をまた小さく灯して息づかいも聞こえるほど静かにゆつくりと心の上を彷徨い辿り着いた先があなたならどれほどすてきでしよう私は私の物語に住むものであつてあなたはあなたの物語に生きる人ですしかし今や二人の時を歩んでいるのですあなたの生は私の生で…

何もなかったわけではなく何もかもが同時に起こっていたもうすぐ三月も終わるとにかく今の喜びに終始する日々なのですひたすらに ひたすらに身体はなかなか言うことを聞かない思考もなかなか思うように動かない本読んで過ごす午后に うたかたは昇り 天女は微…

何かに限った話ではない諸々のことが同時に起こって行って私に帰ってくるまでが何かとずれ込んでやってくる深く捉える気もないで、手を触れたような気になっているそれでもいいと思うけど、なんだか心はうそ寒い今考えていることの中心に果たして何があるの…

常緑常盤不変なるが生きるその生命にしかし落葉し零れだした日々の愁いに私は 気付きながらも目を時折伏せては祈るようにその舞い散る美しさがどうかこの一瞬間とは言わず永遠なるものであれと願わずにはいられない愛が今しがた閨の隅にぼやぼやと浮き上がっ…

夙に この想いを果てぬ先の先へと追うように慕いながら 夜明けから今までが まるで氷つてしまつたかのようで 目を離せば溶け出した 蘇つたようなこの息吹が 私のちいさな命の上を 滑つて戯れて 渦を捲いて立ち去っていく 見送るその時分 満たされた寂寥が 横…

時の概念なんかにもう騙されない時が進むとか流れるなんてことはない時は時としてそこにいるだけだ人や物と同じように存在してるだけだそして同じように生きていて同じように少しずつ変わるだけだ時計の針が進むのは時計の針が進むようにできてるだけのこと…

とても嬉しいことがあったのになぜ、悲しいのかと、考えたがやはりそれは自分の欲深さだと思う魂を貪る己の醜さは見るに絶えないものだ

私は呪われてるのかこの呪いに救われてるのか

私は畢竟じて 何を望むのか私の血の歩みは どこに向かうのか

あけがたの人よ 東雲の薄明りに 湿潤と滴るあなたの命が 宙宇を満たして まつしろだ あけがたの人よ 存在への遡行が 彷徨う波間に流された 私は憐れな泥炭で あなたのとうめいな手が 顫音奏でる 妙趣たる春と修羅

無になればあなたと共にいられるだろう

あなたを愛していたいとそう思う事自体がこんなに苦しいなんて

表現を昨日僕はプッツリ諦めた清々しいほどに綺麗な朝だったそして晴れやかだったそしてこの先にある表現を自己表出を僕は今から考えるやはり製本がやりたい僕の大切な人達を集めて一冊の本を 作ろう

敬虔さとはいかなるものか私の信じる道においてまた芽吹き始めた至難であるしかし本当にこの歓喜をたれかわかつてくれるだろうたれもわからなくていいあなた自身が美しいということにあなた自身がどこかで気付けたのなら私はそれを心から喜ぶ私は泥濘を歩く…

あらゆる感覚から醒めた私は気付いたそして、命は生き返ったこの静寂はなんだろうしかしどこか遠くで 音がなつている神々しい音だ 香りまで鮮やかだ私はこの顫えを友とする風を家族とする暗闇を吾自身とするようやく出会えたのですそしてこの道は果てしなく…

東雲 さびしき我がうつしみ起き抜けに 布団の中であなたや友のことを想うこの一瞬の奇跡に 何度と助けられたかあらゆる記号が その存在を飛び越え 血を通わせ 私に寄り添ってくれる私はどうしようもなくひとりだがこの誉れに この誇りに満ちた寂寥をいっぱい…

今日は眩しい日です気持ちがいい風が吹いています窓を開けて ぼっーと日照りを見つめています地表から光が漏れだして忍び込んでくる照らされて ぼく自身の哀れを見つめる遠くからきた風は悠然としていて旧友のような親しさで部屋を眺めては去って行くこころ…

あなたと会った時はいつだって最後な気がしたよだから愛おしくて憧れだったんだ

敬虔さをもちあらゆるものと対峙する本質とは見えず隠れずそこにあってそこにない善悪は無用であってそこに有意味も無意味もない愛することの強さは 果てしないが優劣じゃない鮮烈さがあるこれから僕が歩みたいと思う道はやはり踏み荒らされてない茫々たる道…

いろんなことが悔しくてしかし現在はあらゆらシグナルを示してそれらが全て大切なのをわかった上で心の底からくだらないって思ってしまった自らの喜びのある所に向かいたい今はまるであてつけられた喜びだこんなの喜びじゃないあつらわれたものに従って喜ぶ…

ふとさっき外に出たら冬の音が聞こえた満たされた静寂だった凛と寒さが肌に燃え移った眠気が遠くで笑っていてぼくは足下が暗くなって星を眺めて 月を眺めてまた寒さが肌に燃え移りぼくはちりぢりになってしまった

犀星の詩集を毎日数ページ読むこの夜のひと時が好きだ静かで とても独りださみしさやいとしさはいっぱいに満ちて布団の上で戯れるその響きに打ちひしがれながら眠りに落ちるのです今日もまた おやすみなさい

日常の非現実さからか考えていることは錯綜し続けていてやっぱり時は来たのだと思うもっと沢山のことを知らなければならない。この意思を、誰も咎めてくれるなと思う。

今日は朝から驚くほど寒いこういう日は何もかも眩しい日です

喜びの中にいてそのまま眠ることにするつめたい慈しみ浸されていく眠ります

20代の内に必ず自作で製本する。詩集を自分で製本したいこれは必ず行いたい。