常緑
常盤

不変なるが生きるその生命に
しかし落葉し零れだした日々の愁いに



私は 気付きながらも
目を時折伏せては
祈るように
その舞い散る美しさが
どうかこの一瞬間とは言わず
永遠なるものであれと
願わずにはいられない





愛が今しがた
閨の隅にぼやぼやと浮き上がっていた
寝床の中で私は
ふとあなたの夢を見た気になり
それはだんだんと確信に変わっていき
頬に触れるあたたかさに歓喜した










だんだんと自分の歩みを
感じれるようになってきている
それが嬉しい
ただただ嬉しい