2015-01-01 ■ あけましておめでとうございます年越しは良いものになった楽しくて愉快だった田舎で過ごす年越しは数年振りになる静かで何も無い所だがこの静けさが恋しくてたまらなかったのだ友人達との夜鳶色の目が光る外套から滴る月灯り風はすっかり甘く熟れてはじけた鮮血淋漓の冷たさが募る心のあてのなさに生暖かく手をあてて茫洋 触れたる水面に琥珀が一面はりついてその泉の清きこと昧爽の靄の中でさらさらと揺らぎを生んでいるみなもはまたゆらゆらと君らの頬へ反射してそんな美しき眩暈のように一瞬をまた永遠へと導くように良き友人をもつことがなにより倖せなことであるそれに気づけただけで僕の人生は報われている