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何を語らないべきなのか
よくわからん
しかし今日は疲れたよ
崩れ落ちていく
犀星の詩集を
パラリとめくり
ああ とため息をつく
部屋で一人、何かに耽っている
しかし今日は眠気が勝つかな 眠い眠い
車谷長吉のエッセイも
小林秀雄の評論も
とても一気に読めない
心が震えて仕方がないからだ
すぐに音をあげてしまう
文章の1行1行を追うように走るのです
この両者の文の濁流は凄まじい
飲み込まれてしまうのだ
命すら刈り取られそうなのだ
しかしその緊張はまた唯一無二である
わ
と、書いていて寝落ちです。
最近の睡眠の無茶苦茶さに、疲れも変に蓄積していく
言葉にすることが
なんでこんなに苦しいのか
だけどそこに触れずにはいられない
言葉はなにも語らない
言葉の沈黙
語るのは自らの血潮、思潮、そして繋がるべき意識達である
言葉で心を貪るような
そんな日々にしたくない
わたしはなにもいわない
そんな思いを馳せている
僕は未だに何も語っていない
繋がってもいない
また始めるのです
それまでは沈黙と一緒
費やした言葉達は語らぬ
消費していく虚しさを経て
沈黙すること
何も言わない
しかしそれが千万の言葉よりも
己の意思を伝えることにもなる
沈黙は力だ
意識が繋がった瞬間
僕の言葉達の沈黙は始まる