寒い夜です
雪が降っている

手足が冷たくなっています




ぼくは生きているので
ただ存在してるとは違うのだ

あなたも生きているので
ただ存在してるんじゃないんです

生きているのだから
もう存在を超えているんです


この身の丈を どうしていいものか


恐ろしさは先立ちます
しかし歩み寄る 愛撫し 息を吹きかける


生きている限り この苦しみは続く
流転の中で 宇宙に一人立つこと
しかしこの奇跡を保つあらゆる因果は
美しく反射し 日常を劇しく彩っていく


ここでいう日常は、あらゆる非現実的なものとは違う
超現実的な敬虔なる世界だ





愛する人の中で
ぼくはあらゆる奇跡と共にあることを実感する
その歩みを愛でたいと思って何が悪いのだろう