2014-11-30 ■ 淋しさは心に染み入りますしかし不思議と不幸ではありません穏やかな風の音を感じます動かぬ水面の絵がじっとこちらを睨んでいる淋しさは時に心の深淵から泉のように湧いて出ますうろたえずに淋しさに身を寄せることがきっとぼくを豊かにしてくれるそう信じています途方もない銀波の美しさにいつか見たあなたの 物憂げで艶やかな横顔がふっと浮かんで消えていく心は何かを口ずさんではまるで何も語らない心は何かに許されたくてもぞもぞと布団の中を彷徨うように夢の中からなかなか出て来ない途方もないことを愛すること轍の後に心はまた置いてけぼりですみんな行ってしまっただからこそまた振り返っていたいのだと思う