2014-12-01 ■ 宙宇は宇宙じゃありません宇宙の影であります輻輳する時間並行世界からの便り達にあなたの手は燃え盛る穴は塞がらず、しかしよく通りのいい風が吹いていますそれは吹くたびもの悲しいのですがどうも閉じる気にはなれんのです心はこの淋しさに透明な赤と青の水晶を透かして雪国のことを思います白いのは確かに雪ですあの青く霞んで見えるのはきっと空でしょうあなたはいつか天体まで遠いけれど歩いていこうというそんな心がぼくには嬉しくて仕方がなかった