2014-12-19 ■ 落魄 魂の淪落本を読み耽り他愛もない疲労感であるこういう時自堕落な自分を望む行き過ぎた事はないがささやかであっても心が何かに蝕まれる事に不思議な安堵というか快感にも似た物があるこんな夜更けに何かに取り憑かれたように放擲された魂への幇間もとより要らぬものなのか寝静まったあらゆる夜あなたもきっと何処かで夢を見る心はあなたに何を急がせたのか果たしてあなたの魂の行く末は何処にあるのか夢は食べても食べても飽き足らぬ夢なのか