呻吟する
自らの過ちだ

なおも悩み
ぼくは沈黙を守る
喜びは瞬く間に苦しみに変わる
愛するということは、苦しみ抜くことかもしれない


沈潜した意識にたどり着けば
そのまま滑るように時を重ねるだけだ
しかし息継ぎのためにまた地表に登れば
瞬く間に愛惜の狂いに頭を悩ますことになる

果てしない群青は深く身に沁み渡る
痛みなく 鋭いつめたさは現し身を駆ける
露わになった卑小なる心に 呻吟し 
ぼくはまた本を掴むことになる






あなたに愛を唱えることが許されたなら
どれだけいいだろう
しかし、それも束の間の夢か