あらゆるもの立ち去り
知覚される存在のみ
彷徨う波間に投げられる

心もとないのは
あらゆるものは因果とは関係なく
共振した波動から 量子のゆらぎによって
形而上的存在として立ち上がるからだ

林檎の味はどこにある?
林檎そのものにあるのか
それとも人の口の中にあるのか
どちらも違う
林檎の味はこの二つの摩擦によってうまれるのだ


この衝突をどう見るか
また空白をどう見るか

シンパシーやシンクロニシティについて
未だ考えることがある
ヒントをくれるのは正に共時性そのものである


数日間で出会えた詩人達に
僕は本当に感謝している